北朝鮮の看板女子アナ、リ・チュンヒ氏2カ月ぶりに出演

リ・チュンヒ

 金正日総書記の死去を伝えた朝鮮中央テレビの看板女子アナ、リ・チュンヒ氏(68)が姿を現したのは、10月のニュース出演以来。

 「人民放送員」などの肩書を持つリ・チュンヒ氏は、これまでピンクのチマチョゴリ姿で重要ニュースを読み上げてきたが、19日正午すぎからの特別放送では、黒の喪服姿で悲痛な表情。時々声を震わせながら、金総書記死去を伝えた。

 アナウンサーは、北朝鮮の朝鮮労働党の党員や軍将兵、国民などに向けて金総書記の死去を公表した。「偉大なる領導者(指導者)金正日同志が2011年12月17日(午前)8時30分に、現地指導の途中、急病により逝去した」と、手元の原稿に視線を落としながら涙声で言葉をつないだ。

 アナウンサーは、これまで金総書記の動静など重要報道を担当していたが10月以降、同テレビに出演していなかったリ・チュンヒ氏。看板アナウンサーであるリ氏が訃報を読み上げたことは、国家体制継続への強いメッセージを込めるとともに、死去を厳粛に伝えようとする北朝鮮当局の姿勢を印象づけた。

 涙で目をはらしたように見えるリ氏は「革命に一生涯をささげ、社会主義祖国の繁栄と人民の幸福、世界の平和のために昼夜分かたず活動してきた」などと、金総書記が北朝鮮にもたらした偉業をたたえた。
(12/19 nikkei

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